日本妙好人協会

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金言金行集
2021年5月10日
 江州高野村 廣部信次郎への御話に、

一生骨を折って きゝたれど、どうなるものでも、

かうなるものでもなかつた。

 たゝ”、もう、如來様が助けてくださるのであつた。

 これは、三國一の學者でも、なかなか

しる事は かなはぬ。



  秀存語録より

  ちなみに日本語で言う三国(さんごく)

とは、例えば「三国一の学者」と言うところの

三国とは、インド(天竺)・中国(唐土)・日本(倭国

本朝)のことから転じて全世界の意味になる。

 それを胸に留めて一蓮院老師のこの

御物語を頂くと、猛烈なる教義や仏教への

参学の熱量・信を追い求め頂いた境地からくる、

「わからぬ、もやもやしている者」への易しく伝える

温かな御心に触れ得るではないか。

 拙僧、時代も違いお会いすること叶わぬが、

時空を超えての説法を賜り、有難さと同時に

果てなき懐かしさを覚える。 合掌

 なむあみだぶつ なむあみだぶつ
 


金言金行集
2021年5月19日
 第十八願の前に於ては、聞いたも稱へたも

お邪魔、聞くはあくまできゝ、稱ふるはあくまで

稱へにやならぬが、聞いた力や稱へた力によつて、

助かるやうな聞きやうは決してするぢやない。


  信者めぐりより

三河國(みかわのくに)額田郡(ぬかたごほり)

阿知波村(あちわむら)本派・松林寺

三浦老和上(ろうわじょう)
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