日本妙好人協会

詳細ページ3122


金言金行集
2021年4月27日

 ●さいちや 仁よらい三わ(如来さんは)

   だれが仁よらい三かへ

   仁よらい三わ さいちが

   仁よらい三であります



 ●さいちが仁よらい三わ

   どこ仁 をん(居り)なさるかへ

   さいちが仁よらい三わ

   きほをい太い(機法一体)であります

   ありが太いな なむあみ太”ぶつ

   なむあみ太”ぶつ なむあみ太”ぶつ



 ●ごをん(御恩)うれしや こころとられて

   きほをい太い(機法一体)

   なむあみ太”ぶつ なむあみ太”ぶつ

   やれやれ うれしや うれしや

   なむあみ太”ぶつ

   なむあみ太”ぶつ



  ●なむあみ太”ぶつなむあみ太”ぶつ

    あな太わ ありが太い ひと太”の



   浅原才市集より
  

金言金行集
2021年4月29日
 正客、御相伴(しょうきゃく、ご(お)しょうばん)
 

 勢州しま女云く、三河に そのといふ女あり、

ある時、御本山御影堂にて、四人の同行

打集(うちあつま)りて法義を語る。

 信州の僧、その傍(そば・かたわら)にて潜(ひそ)

かに之をきゝ、法義終りたる時、件(くだん)の僧

その女(そのじょ)に對して、ありがたきことを

聴聞せり、

誠によき御相伴を致したりとて禮(れい)を述べ

られたり。

 その時 その女(そのじょ)云く、御相伴とは、

如何なる御心得にて候や。

 御相伴にては今度の往生は覺束(おぼつか)

なし。

 我こそ本願の正客なりと おうけが出来てこそ

往生すべしと申されたれば、件の僧、誠に

難有御異見(ありがたきごいけん)をうけたり、

これ生涯の大幸(たいこう)なりとて、深く

喜ばれしと物語ありたり。


   秀存語録より 妙好人三河の おそのさん
その他のエピソード⇒⇒詳細ページ3121へのリンク