日本妙好人協会

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金言 金行集
2019年12月10日
何ほどの

罪や さはりは

あらうとも

助くる母は

ここにまします


貞信尼さん

金言 金行集
2019年12月11日

あさましと よろこびわ

どつちも ひとつ

なむあみだぶつ


ざんぎ くわんぎわ 法の寶で

世界國土が みなざんぎ

世界國土が みなくわんぎ

ざんぎ くわんぎの なむあみだぶつ


わしがこころわ 散つてどもならん

ちらばちれ なむあみだぶつ

ちるこころ みだにとられて

なむあみだぶつ


なむあみだぶわ

月日のごとく 朝日のごとく

こころほやほや 身もほやほや

ここで一服しませうや

おもしろいな

なむあみだぶつ なむあみだぶつ


 如来と我が身とが一つになれた時、何物にも、

奪はれることのなく、消されることのない法悦の

生活が、どこにでも開かれてゆく。

それはきたない町の裏長屋でもいい。

木の屑(くず)が山のやうにつまれてある仕事場の

片隅でもいい、雨の降る日の破れ障子のかげ

でもいい、老いて眠ることのできにくい深夜の

破れ布團の上でもいい。

才市はいつもひとりであつた。

而も才市はいつも佛と一つであつた。



岩見 護・念佛者のおもかげ
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