日本妙好人協会

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金言金行集
2020年8月19日

 「私が忘れるから如来様が忘れておくれぬ。

私がはなれるから如来様がはなれておくれぬ。

私が思わぬから如来様が思いずめにして

くださる」


江州の妙好人  稲葉の こうさん  信者群像より

金言金行集
2020年8月20日
湖東下田の弁治の妻は、仏縁がなかった、

その妻に弁治は

「ちょっともまいらぬ お前も じごくゆき。

毎日まいるわしも じごくゆき」といった。

「まいらぬ わたしも、まいるあなたも、

同じじごくゆきなら、なぜそのように

まいらんすぞえ」

「それでも、ごおんを思えば、

まいらずに おられぬもの」

じごくをじごくと しらぬ妻と、じごくをじごくと

しらせてもろうて、じごくのままの しあせものと

いう法におうている弁治と、堺の吉兵衛なら

「エライコッチャ」、

因幡の源左なら

「ヨウコソ、ヨウコソ、ナンマンダブツ

ナンマンダブツ」というところである。



江州の妙好人 下田の弁治さん 信者群像より

当ページ5行目・・まいるあなたもが

まるいあなたと本書には記されていたが

会話の前後を鑑み考慮して、まいる と

当ページでは記した。


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